【Hayami】「サークル○サークル」50話配信☆


こんにちは☆

Hayamiです。

本日、「サークル○サークル」50話が配信されました。

祝50話です!

と言っても、これと言って何かあるわけではありませんが……。

さてさて、皆様お気付きでしょうか?

実は「女子の本棚」に扉絵が付きました!

私も自分で気が付いたのではなく、教えてもらうまで気が付きませんでした(笑)

連載作品が50話を迎え、ますますヒートアップしていく「女子の本棚」をこれからもよろしくお願い致します☆
さて、番外編「ドライフルーツ・シンキング~マンゴーな過去に~」はもう読んでい

ただけたでしょうか?

作家のシンゴの視点で語られるアスカとのなれ初めや、

シンゴが考えていることを物書きとして描いている、というお話です。

全10回となっておりますので、ぜひこちらも併せてご覧下さい☆

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次回、51話もよろしくお願い致します☆

小説「サークル○サークル」01-50. 「動揺」

 翌日、アスカは久々に早い時間に帰宅していた。バーのバイトは休みだった。アスカのいつもより早い帰宅にシンゴは驚きながらも嬉しそうに彼女を出迎えた。
「お疲れ様。もうお風呂沸いてるよ」
 笑顔で言うシンゴに対し、アスカはそっけなく「お風呂入って来る」と言って、脱いだコートをシンゴに預けると、バスルームへと向かった。シンゴはアスカのコートを受け取ると、彼女の遠くなる後ろ姿を黙って見送る。バスルームのドアの奥へとアスカの姿が消えた瞬間、シンゴの口からは溜め息が漏れた。
 擦れ違いが重さを増していくことにシンゴはなす術もなく、立ち尽くす。ふいに過去の記憶が頭を過った。お世辞にも楽しい記憶とは言い難い。出来れば、今思い出すのは避けたい記憶だ。
 シンゴはアスカと結婚する前、結婚していたことがあった。勿論、アスカと出会った頃は独身だったし、倫理に反するような付き合いはしていない。そもそも、不倫なんて度胸のいることをシンゴが出来るわけなどなかった。シンゴはまた自分が離婚へと向かっているような気がして、仕方がない。前の離婚の時もこんな感じの前兆があったな、とどこか他人事のように思い出していた。


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