【Hayami】3月も残り1週間!


こんにちは☆

Hayamiです。

本日、「サークル○サークル」72話が配信されました。

残すところ、3月も1週間!

相変わらず、締め切りに追われています。

そして、月末に体調不良。

今月はなんだかんだと体調が悪かったので、

来月は健康に乗り切りたいものです。

3月と言えば、卒業シーズンということで、

先日、一昨年講師をしていたノベルズ科の卒業飲みに行ってきました。

基本的に私は国語を教えていたので、国語の先生というイメージが強かったみたいで

す。

色紙にみんな国語の授業が~って書いててくれてました。

小説を書く時、日本語がしっかり書けるというのは基本スキルです。

だから、徹底的に教えた記憶があります(笑)

中学生の時に勉強したことを未だしっかり覚えてる自分にも驚きました(高校生の時

に習ったことは結構忘れてるのに/笑)。

やっぱり、仕事で使ってると忘れないものなんですね。
さて、番外編「ドライフルーツ・シンキング~マンゴーな過去に~」はもう読んでい

ただけたでしょうか?

作家のシンゴの視点で語られるアスカとのなれ初めや、

シンゴが考えていることを物書きとして描いている、というお話です。

全10回となっておりますので、ぜひこちらも併せてご覧下さい☆

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次回、73話もよろしくお願い致します☆

小説「サークル○サークル」01-72. 「動揺」

 アスカはシンゴの言葉に少し引っ掛かりを覚えながらも食事を完食し、席を立った。食器を片付けようとすると、シンゴが「いいから、お風呂に入ってきなよ」と言ったので、彼女はシンゴの言葉に甘えてそのまま風呂場へと直行する。
 シンゴは食器を片付けながら、さっきのアスカの目を思い出していた。明らかにあの目は恋する女の目だ。いくら売れていなくても作家は作家だ。人間観察はどんな場所でもどんな時でも欠かさない。些細な人の表情を見逃したりするわけがなかった。それが自分の妻であれば尚更だ。
 シンゴは食器を洗いながら、どうするべきか悩んでいた。「君は恋をしているね」と言えば、アスカのことだから、「そんなことないわ」と言うに決まっている。「恋をしているの?」と訊いても同じことだ。どうすればいいのか――それは、彼女が自覚するような出来事が起こる場面を押さえるしかない。即ち、浮気の現場を押さえるということだ。
 僕は一体何を考えているのだろう、とそこまで考えてシンゴは思った。


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