【Hayami】めっちゃ雪!!


あけましておめでとうございます☆

そして、新成人の皆さんはおめでとうございます!

Hayamiです。

今日はすっごい雪でしたねー!

私は一日引きこもって仕事をしていたのですが、

ベランダにかなり雪が積もってました。

雪だるま作ろうーっと!と思っていたものの、

あまりに吹雪いていたので断念したのですが、

断念してホントに良かったなー、と思いました。

なぜって、屋上の雪がベランダに落下してきたから!!

確かに夕方頃にドサって音を聞いたんですよね。

でも、気のせいかな~なんて思ってたんですが、

どうやらどっさり落ちて来ていたようです。

ベランダで雪だるま作ってて、

落ちてきた雪でケガするアラサー女子……。

想像しただけで笑えません。

そんなわけで、お仕事もりもりしてて良かった!!

と思った1日でした(笑)

明日もまだ雪が残っていると思うので、

皆様お気を付けて!

そして、今年も宜しくお願い致します☆

皆様にとって、素敵な1年になりますように!!
≪お知らせ≫

個人ブログ「Hayami’s FaKe SToRy」にて、

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アドレスはhayami1109@gmail.comです。

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メールは直接私のところまで届きます☆
≪番外編のお知らせ≫

番外編「ドライフルーツ・シンキング~マンゴーな過去に~」はもう読んでいただけたで
しょうか?

作家のシンゴの視点で語られるアスカとのなれ初めや、

シンゴが考えていることを物書きとして描いている、というお話です。

全10回となっておりますので、ぜひこちらも併せてご覧下さい☆

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次回もよろしくお願い致します☆

小説「サークル○サークル」01-216. 「加速」

「そんなに大したものじゃないよ」
普段なら、照れ笑うかもしれなかったが、感情の起伏も特になく、シンゴは答える。
「最近、仕事はどう?」
シンゴはドキドキしながら訊いた。どんな言葉がアスカの口から聞こえて来ても、平静を装わなければ、と思いながら、アスカの言葉を待つ。
「順調よ。取り敢えず、浮気相手のコには顔を覚えてもらったから、常連になる作戦は成功ってところね。あとは上手く接触していくだけよ」
シンゴはほっと胸を撫で下ろす。自分が想像していた最悪の返答ではなかったからだ。けれど、気になっていることを訊かずにはいられなかった。
「ターゲットとはどう?」
シンゴの言葉にアスカは食事の手を止めた。
「どう……って言われても、バーで仕事をしてた時以降、会ってないのよね……」
「ホントに?」
シンゴは思わず、ほんの少しの間も置かず、問うていた。
「ホントよ。接触する理由がないもの。ターゲットがどうかしたの?」
「えっ……いや、特に何もないんだけど……。ちょっと気になって」
「変な人ね」
アスカは笑うと、再びスクランブルエッグを食べ始めた。
自分の思い過ごしなのだろうか?
シンゴはそう思ったけれど、事実は何もわからない。アスカにしかわからないのだ。

小説「サークル○サークル」01-215. 「加速」

「出来たよ」
シンゴはスクランブルエッグと、バターを乗せたマフィンを食卓テーブルに運びながら、アスカに言う。アスカは髪を拭く手を止めて、シンゴの方を見て、さっきと同じ笑顔で「ありがとう」と言った。
アスカは洗面所に行き、髪を一つにまとめて、ヘアクリップでアップにした姿で食卓テーブルに戻ってくる。
「美味しそう! いただきます」
アスカは嬉しそうに言った。
「どうぞ」
シンゴは向かいに座り、淡々と言う。ここで笑顔になれれば良かったものの、いろんなことを考え過ぎて、作り笑いすら上手く出来なかった。アスカに不審に思われなければいいな、と祈るような気持ちでコーヒーに手を伸ばす。
シンゴは平静を装うようにコーヒーに口をつけた。苦味と酸味が口の中に一気に広がり、その両方が口の中から消え始めた瞬間、少しだけ気持ちが落ち着いた。
「やっぱり、シンゴの作るスクランブルエッグは最高ね」
アスカは満足そうに微笑むと、シンゴを見つめた。

小説「サークル○サークル」01-214. 「加速」

マフィンが焼き上がり、そろそろ、スクランブルエッグに取りかかろうとしたところで、アスカがキッチンにやって来た。スキンケアまで終えているようで、肌はつやつやしている。ただ髪はまだ濡れていた。
「何、作ってるの?」
アスカは髪を拭きながら、シンゴに問う。
「アスカの朝食だよ。マフィンとスクランブルエッグでも、と思って」
「ありがとう。シンゴも疲れてるのに、ごめんね」
アスカはそう言って、シンゴ笑顔を向ける。シンゴがアスカの気遣いに驚くのをよそに、アスカはそのままソファに座って、髪を念入りに拭き始めた。
シンゴはアスカのやましい気持ちを少しでも緩和する為にきっと優しいのだ。そう思ってはみるものの、アスカに優しくされると、つい嬉しくなってしまうのも事実だった。
アスカの一挙手一投足に一喜一憂してしまう自分をまるで中学生みたいだな、とシンゴは内心自嘲する。
シンゴは気を取り直して、油をひいたフライパンに溶いた卵を勢いよく流し込んだ。

小説「サークル○サークル」01-213. 「加速」

アスカがシャワーから出て来るのを見計らって、シンゴはマフィンをトースターに入れる。アスカのことなら、どんなことでもよくわかっていた。シャワーを浴びる時間もシャワーから出て来て、スキンケアをする時間がとれくらいかかるかも全部。そんな自分を差し置いて、他の男がアスカを自分のものにしているなんて、許せなかった。
アスカへの愛情は、誰にも負けるはずがないと思っていた。そんな風に思う反面、そんなことを思っている自分を冷めた目で見てもいた。どんなにアスカのことをわかっていたとしても、アスカが自分に興味を持ってくれなければ、なんの意味もない。シンゴは恋愛は一方通行では成り立たないのだ、ということを痛いほど、今回のことで思い知っていた。
恋人同士であれば、きっとすでに別れていただろう。アスカだって、シンゴといるより、浮気相手の男と一緒にいる方がいいに違いない。けれど、結婚しているから、簡単に別れることも出来ず、仕方なく一緒にいるのだろう、とシンゴは思っていた。


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