「そんな中学生みたいな発想するかしら?」
「女の半数以上は、そうだと言っても過言ではないと思うけど」
「でも、私はそうじゃないわ」
「アスカはね。君は少し変わってるから」
シンゴはさらりと言ってのける。内心腹も立ったが、アスカは言い返さなかった。心当たりがありすぎたのだ。自分は人とはどこか違う。それは指摘されなくとも、自分で気が付いていることだった。でなければ、大学卒業と同時に別れさせ屋など開業したりしない。
「男ってのは、浮気する生き物だって言うだろう?」
「そうね。でも、ここに例外がいるわ」
「あぁ、僕はしないね」
アスカは浮気なんてする度胸がない、という皮肉を込めて言ったつもりだったが、シンゴには伝わっていないようだった。むしろ、良い意味で受け取っている様子さえ窺える。
「なんにでも例外っていうのはあるものさ」
シンゴは涼しい顔をして、ビールを飲み干した。
「だいたい、男女の友情ってものが成り立つと思うかい?」
シンゴの話は尚も続く。いつもなら、この辺でもういいと思うところだったが、今日のアスカは違った。アルコールも手伝って、いささか良い気分なのも確かだが、何よりシンゴの話は興味深かった。久しぶりにシンゴが作家である、ということを彼女に思い出させていた。
みなさん、こんにちは。
森野はにぃです。
本日、「ワンダー」54話が配信されました。
最近、朝にちゃんと起きれず、
お昼頃起きています。
そして、起きてすぐこのブログを更新しています(笑)
そろろそ、元の生活リズムに直さなきゃ! と思うのですが、
仕事徹夜しちゃってから、なかなか生活リズムが直らないんですよね……。
春はすぐそこ! ということで、
春にはしっかり朝起きられるようになっていたいと思います☆
「ワンダー」は藤堂から様々な事実をつきつけられ、
春が悩み始めます。
何を信じればいいのか?
自分はどうしたいのか、どうするべきなのか、
悩みながら成長していく春を見守っていただけたら幸いです。
次回55話もよろしくお願いします☆
こんにちは☆
Hayamiです。
本日、「サークル○サークル」54話が配信されました。
昨日はOL時代の同期と飲んできました☆
ついつい食べ過ぎて、お腹が痛いです。
二日酔いにならずに腹痛になるなんて、
小学生かお前は……と思わずにいられません。
飲んでると正しい判断か出来ないらしく、
食べ過ぎちゃうことが多いんですよね。
昨日は歩いて帰れないかも……最悪タクシーだなー……。
と思ったほどでした(笑)
皆さんも、食べ過ぎにはご注意を!!(笑)
さて、番外編「ドライフルーツ・シンキング~マンゴーな過去に~」はもう読んでい
ただけたでしょうか?
作家のシンゴの視点で語られるアスカとのなれ初めや、
シンゴが考えていることを物書きとして描いている、というお話です。
全10回となっておりますので、ぜひこちらも併せてご覧下さい☆
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次回、55話もよろしくお願い致します☆
「ねぇ、どうして、依頼者が依頼を断って来たかわかってる?」
シンゴは眉間に皺を寄せたそのままで言った。シンゴの言葉にアスカは「わからないけど」とあっさりと答えたが、はっとして続けた。「もしかして、あなた、わかっているの?」その言葉を待ってましたとばかりに、シンゴは不敵な笑みを浮かべた。アスカは一瞬背筋がぞっとする。二の腕をこすりながら、アスカはシンゴのその不敵な笑みから目を離せずにいた。
「依頼者が依頼を断ってきた理由を本人は色々と繕うだろうけど、本当の理由はたった一つだけだと思うよ」
そこでシンゴは言葉を区切る。
「もったいぶらずに教えてよ」
仕方ないな、と言いたげにシンゴは口を開いた。
「君とターゲットが恋に落ちたらどうしよう、という不安からだよ」
「まさか」
アスカはシンゴの言葉を鼻で笑った。
「君は何もわかってない」
シンゴは鼻で笑ったアスカの目を見つめて言う。その目は真剣そのものだ。
「どういう意味よ」
「そのままの意味さ。女は全て浮気相手になりうる、というのが彼女の本心だと思うよ」
シンゴは事もなげに言った。
みなさん、こんにちは。
森野はにぃです。
本日、「ワンダー」53話が配信されました。
なんだか、寒いなぁ……と思っていたら、
外は雪!!
なんてことが最近よくあります。
引きこもって原稿書いているので、
基本的には友達のツイッタ―などで雪が降っていることを知る感じです(笑)
春になるとオシャレも楽しいですし、
早く春になったらいいのになー!
でも、次に待っているのはきっと花粉症ですね(笑)
次回54話もよろしくお願いします☆