こんにちは☆
Hayamiです。
本日、19話が配信されました!
アスカの面接のお話が続いていますが、
自分が面接を受けた時ってどんな感じだったかなー?
なんてことを思い出しつつ書いています。
大学生の頃、いろんなバイトをしていましたが(掛け持ちなんかも結構していました)、
面接っていろんなパターンがあるんですよね。
一番びっくりしたのは、今はなき靴屋さんのバイトで、
近くのファーストフード店で面接をされたこと。
もっと他の場所があったでしょ!(笑)
と思わずにはいられませんでした。
残念ながら、お店の希望している時間帯に、
悉く私が入れなくって(大学生で授業があったから)、
採用はされなかったのですが、今でもふと思い出してしまうほど、
強烈な面接でした(笑)
次回20話もぜひお付き合い下さいね☆
「あの……」
席にもつかず、カウンターの前で佇んでいるアスカにマスターは怪訝な顔をする。
「何か……?」
「求人の貼り紙を見て、面接を受けさせていただきたくて、来たんですけど……」
そう言って、アスカはおずおずとトートバッグの中から、履歴書を取り出した。
「あぁ、フロアレディ募集の貼り紙のことですね……」
マスターは表情を一変させる。眉間に寄せられた皺は消え、その代わり、目元に笑い皺が見えた。作り笑いなのはすぐにわかったが、それでも多少は歓迎されていることに、アスカはほっと胸を撫で下ろす。
「幸い、店内に客もいないし、そちらのソファ席へどうぞ」
マスターは笑顔を絶やさぬそのままでカウンターから出て来ると、アスカをソファ席へと案内した。
「失礼します」
向かいの席にマスターが腰をかけたのを見計らって、アスカは遠慮がちにソファに腰をかける。
「えーっと……ハタノ モモエさん……。年齢は27歳……。ほぅ、前職は書店員ですか」
「はい。本が好きなので……」
アスカは本当のことを言う。子どもの時から本が好きだった。出来ることなら、作家になりたいと思っていた時期もある。大きな嘘を並べ、小さな嘘は極力つかない、ということをアスカはモットーにしていた。そうすれば、意外にも大きな嘘はバレずに済むのだ。