【Hayami】「サークル○サークル」27話配信☆


こんにちは☆

Hayamiです。

本日、27話が配信されました!

明日はクリスマス・イヴですね。

皆さんはどのように過ごされるのでしょうか?

イヴはお休みして、クリスマス当日はきっともりもりお仕事をしていると思います。

年末進行がありますからね(笑)

1人だけだと思っていた浮気相手が実は複数いる模様のヒサシ。

一体、彼は何人の女の子をはべらしているのでしょう?

そして、この女の子とは一夜を共にしてしまうのでしょうか?

次回28話はクリスマスの25日更新です☆

28話もぜひお付き合い下さいね☆

小説「サークル○サークル」01-27. 「作戦」

「信じていいの?」
 女は大きな瞳を数回しばたたかせて、言った。
「あぁ。つまらない嘘なんてつかないよ」
 ヒサシはいけしゃあしゃあと言い放つ。マキコは浮気相手と別れさせたいと言っていたけれど、こんな男、捨ててしまった方が残りの人生正解なのではないか、とアスカは思う。
「今日は泊まっていくだろう?」
 ヒサシの言葉に女はグラスに視線を落とす。本心から迷っているのか、迷っている振りをしているのか、アスカには定かではないが、少なくとも断るという即決をしないのは確かなようだ。
「でも……」
 女は困ったようにグラスについた水滴をいくつも指ですくった。ヒサシはそんな女の太腿から手をどけることなく、耳元に唇を近付ける。
 それ以上先はホテルでやってよ、と思いながらも、アスカは観察を続けた。2人がどういう結論を出すのか、アスカには知る必要があったのだ。
「迷うことなんてないだろう?」
 ヒサシは女の耳元から唇と、身体を離して言った。しかし、依然として、ヒサシの右手は女の豊満な太腿に置かれたままだ。女はヒサシの顔を見上げる。
「ううん。服が困るわ。明日も仕事だもの。同じ服を着て出勤なんて、はたしないと思わない?」
「スーツだろう? わからないよ」
「男の人にはわからないかもしれないけど、女同士の目って、とても厳しいものなのよ」
 女はヒサシの瞳をしっかりと見据えて言った。


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