【Hayami】「サークル○サークル」28話配信☆
- 2011年12月25日
- 作家ブログ
こんにちは☆
Hayamiです。
本日、28話が配信されました!
Merry Christmas☆
皆さんはいかがお過ごしでしょうか?
私は皆さまの予想通り(?)仕事をしています!(笑)
ヒサシは女の子に振られてしまいましたが、
この後、どのような展開を見せるのでしょうか?
次回29話ぜひお付き合い下さいね☆
~Tiny Chain~ 女性のための女性の小説集。
こんにちは☆
Hayamiです。
本日、28話が配信されました!
Merry Christmas☆
皆さんはいかがお過ごしでしょうか?
私は皆さまの予想通り(?)仕事をしています!(笑)
ヒサシは女の子に振られてしまいましたが、
この後、どのような展開を見せるのでしょうか?
次回29話ぜひお付き合い下さいね☆
「だから、泊まれない?」
ヒサシは眉間に軽く皺を寄せて訊いた。
「えぇ、残念だけど」
「そうか……」
ヒサシはあからさまにがっかりしたような態度を取る。こうして、女の同情を引いているのかもしれない。けれど、女の意思は固いようだった。
「ごめんなさい」
女はそう言って、千円札を1枚カウンターに置くと、店を後にした。
ヒサシは出て行く女の後ろ姿をぼんやり眺め、彼女が去ってしまった今も何も言わずにグラスを傾けている。アスカは一部始終を見届けると、別の客のオーダーを取りに行った。
バーの仕事が一段落して、アスカが岐路に着いたのは、夜中の2時を回った頃だった。シンゴがビーフシチューを作って待っていると言っていたことをアスカはふと思い出す。こんな時間にビーフシチューはさすがに胃に重たい。アスカは憂鬱な気分を抱えたまま、タクシーを拾うと乗り込んだ。
アスカはタクシーに乗り込み、行き先を告げる。窓の外を見遣ると、ネオンがチカチカと安っぽい明るさを放つのが気になった。タクシーから見える窓の外の景色は、呼吸するスピードよりも早く変わっていく。まるで、人の気持ちのようだな、とアスカは思った。