こんにちは☆
Hayamiです。
本日、「サークル○サークル」36話が配信されました。
最近、前髪が伸びてしまって、
仕事をするのにも遊びに行くのにも、ちょっぴり邪魔です……。
早く切りに行きたいなー、と思いつつ、原稿を書いてます(笑)
ヒサシの思惑は一体何なのか、
アスカはどういった切り口でヒサシに対峙していくのか、
頭の中に構想はありますが、ちゃんと形に出来るのか、
私もドキドキしながら書いています。
番外編「ドライフルーツ・シンキング~マンゴーな過去に~」は、
作家のシンゴの視点で語られるアスカとのなれ初めや、
シンゴが考えていることを物書きとして描いている、というお話です。
全10回となっておりますので、ぜひこちらも併せてご覧下さい☆
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次回、37話もよろしくお願い致します☆
「お通しでございます」
アスカは昨日と同じようにスープをヒサシに出す際、しっかりとヒサシの目を見て微笑んだ。
「ありがとう」
昨日は女がいた所為かはそっけなかったヒサシだったが、今日は何をするにもやけに愛想が良い。ヒサシの笑顔は女心の奥の方をくすぐる何かがあった。きっと普通の女なら、昨日と態度が違うことくらいあっという間に許せてしまうだろう。しかし、アスカはただ冷静に「嫌なヤツ」と思っただけだった。
「君、新しく入ったコだよね?」
ヒサシの前を離れようとした瞬間、声をかけられた。アスカには願ってもみないチャンスだったが、多少面食らったのは言うまでもない。
「はい。昨日から……」
遠慮がちに言うアスカにヒサシは笑顔を向けた。自分は警戒に値しない人間だと言いたげだ。
「よくここには来るんだ。よろしく」
「よろしくお願いします」
アスカは頭を下げると、その場を後にした。客はヒサシだけではないのだ。ヒサシにばかり、かまけている場合ではない。ただ注意深く、ヒサシのことを遠くから観察した。ヒサシは何度も何度も時計を気にしている。待ち合わせの女がなかなか来ないのだろうか。
みなさん、こんにちは。
森野はにぃです。
本日、「ワンダー」35話が配信されました。
書いていて楽しいなぁ、と思うのは礼と藤堂先輩だったりします。
2人とも腹黒いのですが、出方が違うんですよね。
あっ、でも、腹黒さで言ったら、野島先生の方が上かもしれません。
プライベートでも、表面は穏やかだけど、
心の中では何を考えているのかわからないタイプ、
という人に惹かれてしまう傾向があるので、
そういう人たちを書いているのが楽しいのかもしれません。
現在、36話をもりもり書いています。
次回36話もよろしくお願いします☆
こんにちは☆
Hayamiです。
本日、「サークル○サークル」35話が配信されました。
少しずつではありますが、お話が進展しつつあります。
ヒサシが待っているのは、マキコが依頼時に入っていた浮気相手なのでしょうか?
それとも、他の女なのでしょうか?
36話以降、新たな側面を見せていくストーリーをお楽しみに!
番外編「ドライフルーツ・シンキング~マンゴーな過去に~」は、
作家のシンゴの視点で語られるアスカとのなれ初めや、
シンゴが考えていることを物書きとして描いている、というお話です。
全10回となっておりますので、ぜひこちらも併せてご覧下さい☆
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次回、36話もよろしくお願い致します☆
昨日と同様、アスカはバーの仕事をしながら、ヒサシをまだかまだかと待っていた。
ヒサシがこのバーの常連だとすれば、昨日の接触で新しい店員が入ったという認識が生まれたはずだ。これを使う手はない。アスカは頭の中で自分を印象づける為に今日は時間を使う予定だった。
しばらくして、バーのドアが開いた。ドアベルが鳴り、アスカはふいに顔を上げる。「いらっしゃいませ」と入って来た客に笑顔を向けた。アスカの笑顔の先にはヒサシが立っていた。
ヒサシは笑顔を返すと、昨日と同じ席に腰を下ろす。今日は女を連れていない。待ち合わせでもしているのだろうか。
「いらっしゃいませ。おしぼりをどうぞ」
アスカは昨日と全く同じセリフでヒサシを迎えた。
「ありがとう」
昨日とは打って変わって、ヒサシはアスカにやわらかい口調で応えた。一体、どういう風の吹き回しだろう、とアスカは思ったが、笑顔を崩さずに「ご注文はお決まりですか?」とヒサシの顔を覗き込んだ。すると、ヒサシはメニューを見ずに「ジントニックを」とだけ言った。
アスカはオーダーを通すと、ヒサシのところにお通しのスープを持っていこうと、ちらりとヒサシを盗み見た。ヒサシはアスカが振り向いたのとほぼ同時に腕時計に視線を落とし、一瞬眉間に皺を寄せる。そのしぐさから、アスカはヒサシが女と待ち合わせをしていることに気が付いた。