【Hayami】「サークル○サークル」33話配信☆


こんにちは☆

Hayamiです。

本日、「サークル○サークル」33話が配信されました。

最近、飲んでばかりいます。

正月気分が抜けない……というわけではないのですが、

ついつい飲み過ぎて、気が付けば寝ている……という生活に……。

そろそろ、ここら辺で体勢を立て直したいところです!

勿論、お仕事はもりもりやっておりますので、ご安心を(笑)

皆さんも飲み過ぎ、食べ過ぎにはお気を付け下さいませ☆

 

番外編「ドライフルーツ・シンキング~マンゴーな過去に~」は、

作家のシンゴの視点で語られるアスカとのなれ初めや、

シンゴが考えていることを物書きとして描いている、というお話です。

全10回となっておりますので、ぜひこちらも併せてご覧下さい☆

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次回、34話もよろしくお願い致します☆

小説「サークル○サークル」01-33. 「作戦」

 シンゴの気持ちなど気付くわけもなく、アスカは食事を終えると事務所に向かった。別れさせ屋の仕事は、バーでヒサシの監視をするだけではない。別の案件の進捗具合も把握し、仕事が順調に進んでいるかをチェックしなければならなかった。
 アルバイトの作った書類に目を通しながら、アスカはキッチンへと向かう。紅茶を淹れて、カップに口をつけながら、彼女は再び椅子の上に踏ん反り返った。
「あともう少しで、この案件は片付きそうね……」
 書類に目を通したことを知らせるサインを書くと、アスカは机の上に足を乗せた。お世辞にも行儀が良いとは言えなかったが、彼女が考えごとをする時はいつもこうだった。
机の上に無造作に置かれた煙草を手に取ると、灰皿の横に置かれたライターで煙草に火をつけた。いつからだろうか。煙草がないと生きてはいけないと感じたのは。昔は煙草なんて吸わなかった。健康のことを気遣っていたし、煙草を吸う他人に嫌悪感すら抱いていた。それなのに、今では1日に何本もの煙草を灰皿に押しつけている。
 些細なきっかけで、人の心は揺さぶられ、知らず知らずのうちに深みにハマっていく。アスカにとって、それが煙草だった。そして、それは恋愛も一緒なのだと、ふと彼女は思って苦笑した。


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