【Hayami】「サークル○サークル」31話配信☆


こんにちは☆

Hayamiです。

本日、「サークル○サークル」31話が配信されました。

年始は2日から仕事を再開して、結局冬休みは28日と30日だけでした(笑)

4日は今年初のお休み! と思っていたのですが、

ついつい仕事をしてしまう私。

週休2日の道のりはまだまだ遠いようです(笑)

「サークル○サークル」は通常更新に戻りました。

これから、他のキャラクターもどんどん出てきますので、お楽しみに!

次回、32話もよろしくお願い致します☆

小説「サークル○サークル」01-31. 「作戦」

 アスカはそっと目を開け、天井を見つめる。今日も1日が始まった。隣に視線を移せば、すでにシンゴはいなかった。きっと朝食でも作っているのだろう。
 アスカはベッドから抜け出して着替えると、顔を洗って、リビングへと向かった。リビングに行くと、アスカが予想した通り、シンゴが朝食を作っていた。食卓テーブルの前に立つと、味噌汁と焼き魚の匂いがアスカの鼻先をつく。起きたばかりだというのに、彼女の食欲は刺激された。
「おはよう」
 シンゴはアスカの気配に気が付き、後ろを振り向いて言う。
「おはよう」
 アスカはぼーっとしたまま、食卓テーブルの前に立ち尽くす。昨日、置かれていたビーフシチューはすでに片付けられていた。
「もう出来るから、座って待ってて」
「……うん」
 アスカは椅子に座って、シンゴの後ろ姿を見つめる。いつから、この背中にときめかなくなってしまったのだろう。結婚する前はシンゴの後ろ姿にさえ、ときめきを覚えていた。すぐ近くにいることがとても嬉しかった。けれど、今はなんとも思わない。ただそこにシンゴがいる、という事実だけが存在し、それ以上何も思うことが出来なかった。


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