こんにちは☆
Hayamiです。
本日、「サークル○サークル」34話が配信されました。
早いものでもう今年も10日なんですね!
今年も去年と変わらず、もりもり仕事をしていますが、
あまりのあっという間さにちょっぴりびっくりしていたりします。
34話以降は次第にヒサシとの距離をアスカが詰めていく話になります。
アスカがどんな風にヒサシと接触していくのか楽しみにしていて下さいね☆
番外編「ドライフルーツ・シンキング~マンゴーな過去に~」は、
作家のシンゴの視点で語られるアスカとのなれ初めや、
シンゴが考えていることを物書きとして描いている、というお話です。
全10回となっておりますので、ぜひこちらも併せてご覧下さい☆
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次回、35話もよろしくお願い致します☆
時間が来ると、アスカはバーへと向かった。相変わらず、商店街は賑わっている。
ある程度、状況証拠を掴み、ヒサシと個人的に接触出来るようになったら、次はヒサシの浮気相手に接触しなければならない。本来ならば、同時進行でやりたいところだったが、いかんせん、エミリーポエムには人がいない。アスカは出来る限り、自分で出来ることは自分でやらなければならなかった。今までそれでどうにかやってこられはしているが、時々アスカはどうしようもない疲労感に襲われる。そんな時、彼女は年齢を思い知らされた。仕事を分担したい、と心底思ったが、今更、弱音を吐くのはどうかしている、とも思う。自分がやらなければ、誰かがやってくれるものではないということを一番よくわかっているのはアスカ自身だったからだ。
バーに行く道すがら、アスカは自分の格好に視線を落とした。別れさせ屋として、事務所にいる時は大して気になんてしなかったが、バーで働くとなると、別だ。多くの人に出会い、多くの人に見られる。それには、事務所にいる時とは違った緊張感があった。カウンターにいると、まるで値踏みをされているような気分になることさえある。そんな気持ちになるのは、自意識過剰だとわかっていたけれど、自分は女である、と自覚する瞬間でもあった。