【Hayami】「サークル○サークル」13話配信☆


こんにちは☆

Hayamiです。

本日、13話が配信されました!

今回から「作戦」スタートです!

ホントは15話とか区切りの良い数字で章を変えたかったのですが、

上手くは行きませんでした……。

文字数的に区切りはいいんですけどね……。

悩ましいところです。

さて、アスカは作戦の為に履歴書に適当なことを書いてます。

私もアラサーですが、実際に年齢適当に書いていいって言われたら、

ホントの年齢書くのかな……なんてことを真剣に考えてしまいました。

多分、2歳くらい若く書いちゃうでしょうね(笑)

次回14話もぜひお付き合い下さいね☆

小説「サークル○サークル」01-13. 「作戦」

 別れさせ屋は頭を使う仕事である。アスカはこの間、依頼のあった案件をどうやって解決に導くかということを、いつものように煙草をふかしながら考えていた。
「まずは身辺調査よね……」
 ぽつりとつぶやいて、彼女は眉間に皺を寄せた。ヒサシの行きつけのバー「crash」で接触を図るところまでは、決めていた。バーの下見はすでに済んでいたけれど、突然、毎日バーに通い詰めるのも怪しい。今回はアスカの事務所から近い場所での調査になるので、そのうちアスカの身元がバレてしまうだろう。
そうなってくると、問題はどのように接触するか、だった。隣に座って誘うには、アスカの顔の造りは残念だったし、色気で落とそうにも出るとこも出ていない貧相な身体では、セクシーさの欠片もない。そうなれば、そこにいてもおかしくない必然性が必要となる。
「面倒だけど、しょうがないか」
 アスカは煙草を灰皿に押しつけると、引き出しから履歴書を引っ張り出した。
彼女は適当な名前を記入し、学歴もそれっぽいものを書いた。年齢は少し若く記入する。ちょっとだけ見栄を張ってしまうのは、アラサー女の悲しい性だ。誰も咎めようがない。写真は以前の案件で履歴書を作成する必要があった時に撮ったものがあったので、それを丁寧に切り、貼りつけることにした。


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