【Hayami】「サークル○サークル」12話配信☆
- 2011年11月23日
- 作家ブログ
こんにちは☆
Hayamiです。
本日、12話が配信されました!
12話で「依頼」は終了となり、13話からは「作戦」が始まります。
ここから、アスカが別れさせ屋として、ヒサシに接触を図ろうとしていきます。
どんな風にアプローチするのか、ヒサシの不倫相手はどんな女性なのかも、
少しずつ明らかになっていきますので、「作戦」もぜひ読んでみて下さいね!
次回13話もお楽しみに☆
~Tiny Chain~ 女性のための女性の小説集。
こんにちは☆
Hayamiです。
本日、12話が配信されました!
12話で「依頼」は終了となり、13話からは「作戦」が始まります。
ここから、アスカが別れさせ屋として、ヒサシに接触を図ろうとしていきます。
どんな風にアプローチするのか、ヒサシの不倫相手はどんな女性なのかも、
少しずつ明らかになっていきますので、「作戦」もぜひ読んでみて下さいね!
次回13話もお楽しみに☆
ぼーっとしているシンゴをちらりと横目で見遣り、アスカはそれ以上、もう何も言わなかった。シンゴと話すだけで、イライラが蓄積されていく。ストレスの元凶は仕事なんかではなく、夫のシンゴだと随分前から彼女は思っていた。
勿論、彼女はシンゴを愛していたし、今でも愛していることには違いない。けれど、時々、なぜこんな男と結婚してしまったのだろうと、頭を抱えたくなることも多かった。若い頃はシンゴのことを「夢を持っていて、素敵な人」だと思っていた。しかし、時が経つにつれ、作家としていまいちパッとしないシンゴを見ていて、いつまでも現実を見ることが出来ないバカな大人だと思うようになっていった。その心の変化はうだつの上がらない夫を見ていれば、嫌でも起こってしまう。作家で食べていけないのなら、さっさと別の仕事を見つければいい、それが一家の大黒柱の役目だろう、と心の中では思っていたが、作家という仕事に執着しているシンゴに対し、そんなことを言っても無駄だということもすでに今までの経験から、アスカは理解していた。
アスカはシンゴの用意した料理を残さず全て食べ終わると、「ごちそう様」とだけ言って、自室へと行ってしまった。シンゴはその背中を少し寂しそうに見据える。けれど、彼はアスカに声をかけなかった。否、かけることが出来なかったのだ。自分が彼女を怒らせていることに、少なからず、シンゴは自覚があったのだから。
みなさん、こんにちは。
森野はにぃです。
本日、11話が配信されました。
10話までをまとめて読める「まとめ読み」も配信されいます!
ぜひぜひまだ読まれていない方も、もう一度読みたい!という方も、
読んでみて下さいね☆
登場人物が多いので、会話させるとあっという間に1話が終わってしまいますね……。
全員が揃うことは今後少しずつ減っていくのかなー、と思いつつ、
春くんたちを丁寧に描いて行きたいと思います!
初のBLにドキドキしっぱしなです。
12話の配信も楽しみにしていて下さいね☆
こんにちは☆
Hayamiです。
本日、11話が配信されました!
そして、昨日なんと「まとめ読み」が配信されました☆
10話までがまるっと読めるので、もう一度読みたい方や、
まとめて読んでみたい方はぜひぜひ読んでみて下さいね。
ちょっぴり作家の仕事がわかる回だったのではないかなー、と思います(笑)
さてさて、「依頼」も11話目に突入しました。
取り敢えず、「依頼」は次回12話で終了ですのでお楽しみに☆
最後まで書かずに何が面白くないんだか、アスカにはさっぱりわからなかった。作品が面白いかどうかは自分が判断することではなくて、編集や読者が判断することなんだから、さっさとプロットを書き上げればいいのに、とも思ったが、アスカはそれも口には出さなかった。言ったところで、何かが変わるわけではないのだ。
「でも、今度は大丈夫! きっと書けると思うよ」
「それは良かったわね」
今の一言はさすがに嫌味ぽかったかな、と思ったが、シンゴはそんなことにすら気が付いていなかったようだった。「書けると思う」では困るのだ。生活のことを考えれば、「書かなければならない」ということをシンゴはわかっていない。アスカの収入があるから、どこかで安心感が芽生えてしまっているのだろう。アスカだって、何もシンゴに生活費の全てを期待しているわけではない。ただ料理は出来ない日が多くても洗濯や掃除などはアスカだってしているわけだから、せめて家賃の半分くらいは入れてほしいと思っていた。けれど、そんなことをシンゴに言って何になるというのだろう。危機感もなければ、大作が書ける気配もない夫を選んでしまったのは、自分自身なのだと、諦めることくらいしか、今の彼女には出来なかった。