こんにちは☆
Hayamiです。
もうすぐGWですねー!
私のGWは今年も執筆で終わって行きそうです……。
が、今年は飲みにも行きたいし、遊びにも行きたいぞー!!
ってことで、プライベートも楽しみたいと思います(笑)
その為にもしっかり仕事しなきゃね!
皆さんも素敵なGWをお過ごし下さいね♡
≪お知らせ≫
個人ブログ「Hayami’s FaKe SToRy」にて、
お仕事依頼・作品感想用メールアドレスを設置しております☆
アドレスはhayami1109@gmail.comです。
作品の感想等送っていただけますと幸いです。
メールは直接私のところまで届きます☆
≪番外編のお知らせ≫
番外編「ドライフルーツ・シンキング~マンゴーな過去に~」はもう読んでいただけたで
しょうか?
作家のシンゴの視点で語られるアスカとのなれ初めや、
シンゴが考えていることを物書きとして描いている、というお話です。
全10回となっておりますので、ぜひこちらも併せてご覧下さい☆
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次回もよろしくお願い致します☆
シンゴがキッチンパラソルをどけたのを見て、アスカは驚いた顔をする。
「無理しなくていいよ」
「いや、コンビニの菓子パンだけじゃ足りなくて」
「それならいいんだけど……。温めなくて平気?」
「ああ、このままで平気」
そう言って、シンゴは皿の中をまじまじと見た。皿の中にはエビチャーハンが入っている。
シンゴはちらりとアスカを見た。
アスカはどことなく嬉しそうだ。シンゴはソファの前にあるテーブルにお皿を置き、ソファに腰を下ろした。
「今日はなんでこんなに早く帰って来たの?」
シンゴはスプーンでチャーハンをすくい、口に運びながら訊いた。
「他の案件のチェックもないし、書かなきゃいけない書類も新しい仕事の依頼もなかったから、たまには早く帰って来て、家事でも頑張ろうかなって思って」
アスカは微笑む。
「例の件は順調なの?」
「ええ。明日の夜、不倫相手と飲みに行くことになったの」
「飲みに?」
「これでもっと不倫について詳しい話が聞けると思うわ」
「それじゃあ、別れさせられるのもあとちょっとってこと?」
シンゴはチャーハンを食べる手を止めて、アスカを見た。
自分もこんな浮かない表情をしているのだろうか、と考えて、シンゴは作り笑いを浮かべた。そして、ユウキを見据える。
「じゃあ、一緒に行こうか」
「はい!」
ユウキは目を輝かせて、シンゴを見る。
しばらく他愛ない会話を交わし、食事を終えると、シンゴは詳細はメールすると言って、ユウキと別れた。
家に帰ってくると、すでにアスカがいた。
「あ、おかえり。どこ行ってたの?」
「コンビニに……」
「そう……。何も買わなかったの?」
「いや、昼ご飯買ったんだけど、公園で食べて来ちゃった」
「今日、天気いいものね」
ちらりとダイニングテーブルに目を遣ると、キッチンパラソルに入っている食事が目に入った。
「もしかして、これ……」
「シンゴも食べるかなーって思って、作っておいたの」
「ごめん」
「いいの、気にしないで。メールして訊けば良かったんだもの」
アスカはそう言って、苦笑した。
手洗いとうがいを済ませると、シンゴはキッチンパラソルをどけた。
「ところで、今日は何か俺に用があったんですか?」
ユウキは二つ目のおにぎりのセロハンを外しながら言った。
「ああ、そのことなんだけど……」
シンゴはそこまで言って口籠る。本当に自分が言おうとしていることが正しいのか、一瞬躊躇した。
「どうかしました?」
「いや……。実はさ、尾行しようと思ってて」
「奥さんを?」
「ああ、そうなんだ。それで、君も一緒にどうかなって思って。言ってただろう? 尾行する時は連れて行ってほしいって」
「はい」
「まだ君の好きな女の子は不倫しているの?」
「多分……。最近、会ってないから、確かなことはわかりませんけど……」
ユウキは小さな溜め息をついて答える。
「どうする? 一緒に尾行に行ってみる?」
「いいんですか!?」
「ああ、君が実際に彼女を尾行しないで済むような結果になることを願ってるけど」
「俺もそうなればいいとは思ってるんですけど……」
ユウキは浮かない顔で相槌を打つ。そんなユウキを見ながら、シンゴは思わず自分を重ねて見てしまった。
こんばんは。森野はにぃです。
先週、無事、「ワンダー」の連載が終わりました。
書き始めた当初から話の流れが二転三転してしまい、
どうしよう……と思っていたのですが、
どうにか完結することが出来て安心しております。
約1年半お付き合いいただきまして、本当にありがとうございました!
また別の作品等でお会い出来るのを楽しみにしております。
森野はにぃ