【森野はにぃ】とうとう4月です!


みなさん、こんにちは。

森野はにぃです。

本日、「ワンダー」75話が配信されました。

もう4月ですね!

早いもので今年もなんとすでに4分の1が終わってしまいました。

特に3月はあっという間で、仕事と飲み会しか記憶がありません(笑)

今日から新年度なんですよね。

こういう仕事をしていると、全くもって、そういった類のことに疎くなってしまいま

す(苦笑)

新入生の皆様、新社会人の皆様、そして、受け入れる側の先輩の皆様、

色々と大変なこともあると思いますが、

くれぐれもストレスを溜めすぎず、無理をしない程度に頑張って下さい☆

ちょっぴり会社員時代が懐かしくなる時期ですね。

さて、昨日はエイプリルフールでしたが、皆さんは楽しい嘘はつけましでしょうか?

それとも、可愛い嘘にだまされちゃったでしょうか?

私は嘘に騙されることもなく、

面白い嘘もつけず、気が付けばエイプリルフールが終了していました……。

来年こそは楽しくて驚く嘘をつきたいと思います!

それでは、引き続き、「ワンダー」を楽しんで下さいね☆

「サシアイ」2話

 実際、槇村の酒に関する造詣の深さは、俺も一目置かざるを得ない。
 しかも、細面で、鼻梁が高く、なかなかの美男といえる。イケメンの解説は、不思議と説得力が増すものだ。
 まあ、俺にとっては、槇村の解説を不快にする要素のひとつでしかないが……。
「それに現代人の感覚では、米も水も運搬に差異は感じないけど━いや、むしろ水道の発達で水の方が気安いかな。
 日本酒の蔵元は江戸時代から続く老舗がほとんどだよ。その当時、大量の水を確保する事がどれほど大変だったか分かるでしょ?
 君の考えは、原材料の熟成に重きを置いた洋酒や果実酒になら当てはまるかもしれないが、こと日本酒に関しては━」
 これ以上、槇村に意見されるのはプライドが許さなかった。槇村の言葉尻を潰し、俺はいささか声を荒らげた。
「そんな事は常識の範疇だ! それじゃあ進歩がないだろうが!
 本当の酒好きだったら、自力で新しい蔵元の、新しい酒を見つけ出す喜びを知れって話だ!」
「ふっ、そんな話をしてたっけ?」
 興奮する俺の様を鼻で笑い、さらに酒をあおる槇村━そのまま杯を伏せた。どうやら、今日の試飲会はここまでのようだ。


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